ドライブ日和
２.
―――先輩、もうちょっと傍に寄ってもいいですか？
―――ばか、来んなよ……って、こら
―――もう来ちゃいました。ああ、赤く逆上せた先輩の肌、すごく綺麗だ……
―――触るなよ………ぁ、ぁっ、ん……那津………
―――あれ？ 腰が揺れてますよ。もしかして、そこも撫でて欲しいのかな？
―――んっ……那津…ぅ……もっと……さわっ…て………
那津の脳内劇場第二幕は、豪快な水飛沫で妨害された。隣で浸かってた春留に、湯を掛けられたのだ。
「ぶわっ……何するんですか！」
「お前がぼーっとしてるからだよ。もう逆上せたのか？」
春留はけらけら笑って立ち上がった。すると、芸術的な曲線を描いた双丘が那津のすぐ目の前に。その色といい形といい質感といい、男の所有欲を激しく揺さぶる魅力的な造形で、有無を言わさずわし掴みにしたい欲求を那津は何とか抑えた。
もちろん、自分の尻を那津がそんな濁った（ある意味澄んだ）目で凝視しているとはつゆ知らぬ春留。湯の中をざばざば大股で歩いて途中で振り返り、
「洗い場に来いよ。背中流してやるから」
「えっ……先輩にそんなことしてもらうなんて……」
「いいから。招待してくれたせめてもの礼だ」
そう言って、湯気の中でしっとり柔らかく微笑む。この誘いに抗える男などいるはずもない。那津はふわふわと頷いて春留の後に続き、洗い場へ。そして春留に背中を向けて木の椅子に座った。
「おお、広い背中だな。洗い甲斐がありそうだ。ぴかぴかにしてやるからな」
「はは。頼もしいですね。疲れたら途中でやめていいですからね」
恋人に背中を流してもらう……色っぽさは余りないけれど、ほのぼのした幸せを感じられるひとときかもしれないな、そんなこと考えつつ、背中を優しく滑る春留の華奢な手を想った。その時、
「そりゃああっ」
雄々しい掛け声とともに、背中を未知の刺激が襲った。想像との余りのギャップに、那津は我を忘れて叫んだ。
「いっ、痛い痛い痛い痛い痛いッ、先輩、痛いですっ！」
春留はぴたと手を止めて、
「そ、そうか？ 言うほど力入れてねえんだけどなあ。つうか、このくらい我慢しろ。男だろ」
「男だって痛いものは痛いんです！」
「ぴかぴかに磨いてやるから」
「ぴかぴかになる前に、ぼろぼろになりますっ」
「分かった分かった。これだから温室育ちは……」
ぶつくさ言いながら、力を加減して背中をこする。取り敢えず背中の皮が剥がされることはなさそうだと、ほっと安堵する那津だった。
艶めいた戯れの欠片もないまま、二人は風呂から上がってお揃いの浴衣に着替えた。自分と同じ男物を着ているとはいえ、春留の浴衣姿に食指が動かないわけではなかったが、宿に着いてからの春留の漢っぷりに圧倒されっぱなしで、那津の脳内妄想劇場はすでに風前の灯火だった。
とはいえ、春留もすっかり寛いでこの旅を楽しんでいるようだし、色気に欠ける修学旅行の延長でも那津は十分満足だった。
部屋に戻るとすぐに食事が運ばれてきた。二人は当然のようにビールで乾杯し、食事が済むと地酒を注文した。
そうして熱燗を差しつ差されつやって三本目の銚子を空けた頃だろうか、春留が突然立ち上がったと思ったら、無言のまま那津の隣に移動して腰を下ろした。
「先輩？ どうしたんですか？」
那津の問いに答える代わりに、春留は斜めに足を崩して蕩けるように那津に凭れ、
「那津ぅ……暑い………」
そして言葉とは裏腹に、那津の腰に腕を回して抱き着いた。
「せっ、せんぱい？！」
いきなり甘えられ、那津は軽く恐慌状態に陥った。だいたい、春留の方からこんな風に接触を求めてくることなんてほとんどない。いや、全くないと言っていいかもしれない。
那津は沸騰しそうな頭を必死に静めて、考えを巡らせた。
―――こ、これはもしかして……酔っ払った、とか……いやまさか……
これまで一緒に酒を呑んだことは何度かあったが、特にアルコールに弱いという印象はなかった。もちろん、自分の前で酔い潰れたこともない。しかし、
「も、酒いらね……那津……那津が欲しい………」
那津の衿をきゅっと掴んで、身体をすり寄せてくる春留。瞳はいつもの真直ぐ澄んだ輝きの代わりに、懶惰な潤みに覆われていた。
とろんとした危うい眼差しや桜色に滲む目尻が、濃密な色気を発している。浴衣越しに身体の火照りが伝わって、那津の体温も急上昇を始めた。
乱れた衿元からは華奢な鎖骨や白い胸がちらちら見えて、甘くこもった素肌の匂いが立ちのぼる。斯様に今にも蕩けそうな媚態を見せつつ、舌足らずな口調で「那津が欲しい」などと言われて、舞い上がるなと言う方が無理だろう。
急激に血液が凝集してずきずき痛む股間を意識しながら、那津は掠れた声で春留を誘った。
「そしたら、俺の膝の上に乗って……」
春留はかくんと首を折って頷き、もそもそ動いて那津の膝の上に背中を向けちょこんと座った。普段は決して見せることのない子供っぽい仕草に、情慾とはまた異なる愛おしさを覚えて、那津は両手を広げぎゅっと抱き締めた。
すると苦しかったのか暑かったのか、春留はいやいやをするように腰をくねらせた。そのせいで浴衣の裾は乱れ、前が大きくはだける。那津はすかさず手を伸ばして、
「浴衣の時は普通、下着は付けないんですよ。ほら、脱がなくちゃ」
「ん……脱ぐ………」
こんな明るいところで浴衣を着たまま股間を露わにするなんて、普段の春留なら絶対に許さないだろう。那津はあらためてアルコールの威力に感動し、偉大なるバッカスに感謝を捧げた。
「あ、そうだ。さっき暑いって言ってましたよね」
さらに調子づいた那津は衿に手を掛け、左右に広げてずり下ろした。首筋から肩の尖りに至る曲線はこの上なく優美で、微かに汗ばんだ肌にうねった髪が張り付くさまは情事の熱い夜を連想させた。
微かに紫がかった深い藍色の布地と、無防備に晒された白い素肌との対比に那津はたまらず目を細める。眩しすぎて直視できなかったのだ。
「綺麗すぎて……おかしくなりそうです……」
直視はできなくとも、唇や舌で味わうことはできる。那津は曲線の妙を唇で写し取るように丁寧になぞりつつ、右手は股間に、左手は胸の突起に滑らせて、それぞれがそれぞれの動きで愛撫を始めた。
左手はまるで乳房があるかのように下から揉み上げ、こんもり盛り上がった乳輪ごと指先で捏ね回す。右手は蜜に濡れる茂みからさらに奥へ進んで、熱くぬめる花唇を弄びつつ指で咲かせた。
春留は抵抗する素振りも見せず、今にも融けてしまいそうな身体は那津の思うがまま。背中を預け、投げ出した素足は時折畳の上で悶えるようにふるえた。
「ぁ……ぁ……那津……ぅ……ン………」
那津の指を咥え込んだまま、さらなる刺激を求めるように腰を揺らす春留。その耳許に口を付けて、
「指……何本入ってるか分かりますか？」
からかいを含んだ那津の問いに、春留は真剣に眉根を寄せて、
「分かん…ない……」
「当たったらもっと気持ちよくしてあげますよ」
「んと……二本……」
「残念、三本でした」
答えを身体に教え込むように、春留の潤みに埋め込んだ指を揺り動かす。すると春留は甘えた悲鳴を上げて腰をはね上げ、屹立した性器の先端、つるんと剥けた紅い宝珠から快楽の涙を溢れさせた。
その素直すぎる反応は、愛情と同量の嗜虐欲を呼び起こす。那津はさらなる激しい動きで春留の熟した部分を攻め出した。グチュグチュと荒っぽい淫音を弾かせ、指を勢いよく出し入れする。春留は性器だけでなく目尻からも涙を振りまいて、熱い結合をねだった。
「ぁっ、ぁっ、那津、那津ッ……も…う……はや…くっ………」
「まだ…ですっ……もっともっとあなたの乱れた姿が見たい………」
那津の口から黒い本音が漏れるのとほぼ同時だった。戸が外からトントンと叩かれ、
「お客様、お布団の用意に参りました」
「うわっ」
那津の恐慌状態は一瞬だった。ほとんど条件反射的に春留の身体を抱き上げ、中庭に面した狭い板の間に駆け込んだ。そして仕切りの障子を閉めると同時に、仲居が「失礼します」と言って部屋に入ってきた。
危うく痴態を目撃されるところだったが、何とか誤魔化せたようだ。しかし安心するのはまだ早かった。腕の中の春留は状況を理解していないのか、腰をゆらゆらさせて那津に押し付け、
「那津、続き……なあ、続きしろよぉ………」
「ちょっ……ま、待ってください。少しだけ大人しくしててください、ね？」
「やだぁ……早く、早くぅ………」
聞き分けのない子供みたいな口調は可愛さ爆発なのだが、さすがに今は理性が勝った。あやすように身体を揺らして、何とか宥める。
「お客様、お銚子にお酒が残っていますが、どうなさいますか？」
「あ、あの、もう結構です。下げてください」
「かしこまりました」
こんなやり取りをしつつ、駄々を捏ねる春留を静める。そうするうちにようやく布団の仕度が終わり、仲居たちは「お休みなさいませ」と言い置いて出ていった。
今度こそ安堵の溜め息をついた那津は、春留を抱いて部屋へ戻り、布団の上にそっと横たえた。真新しいシーツが冷たかったのか、春留はきゃっきゃとはしゃいで転がる。それもまた、普段は決して見せない無邪気な振る舞いだった。
ずっと眺めていたいと思わずにはいられないほど愛らしかったが、布団が並んで敷かれた含蓄ある光景に冷水を浴びせられた欲望が再び燃え上がり、あっという間に那津の身体を支配した。
転がる春留の身体を上から覆いかぶさって拘束し、情慾に撓んだ声で「続き、しますよ」と宣告する。そして寝乱れて辛うじて身体にまとわり付いていた浴衣を脱がせ、布団の上に広げた。
浴衣を敷いておけば、布団を余り汚さずに済むと考えたのだ。この浴衣は幾らか代金を支払えば引き取ることができるらしい。春留との初旅行の思い出として、元々持ち帰るつもりだったのだ。
「先輩、脚を広げて………そう、いい子………」
従順に脚を広げた春留は、両手を伸ばして抱擁をねだった。那津はそれに応えて背中に腕を回し、力を込めて抱き締める。すると春留は広げた脚を那津の腰に絡ませ、ゆっくりと上下に揺らした。さらに自分で腰を浮かせ、愛液の雨で濡れた密林を那津の下腹部にこすり付ける。
究極の媚態、極上の催促に、那津の思惑は吹っ飛んだ。こんな機会は滅多にないのだから、性の悦楽に我を忘れて狂い乱れる春留をもっと見たかったのだが、自分が早々に限界を迎えてしまったのだ。
「先輩、挿れますっ……」
自分でも呆れるほど切羽詰まった声で言い置いて、すでに原形を留めぬほど着崩れた浴衣を脱ぎ捨てた。そして春留の身体をひっくり返し、腰を持ち上げる。
ほんのり色づいた尻たぶを左右に割り開くと、さっき指で散々蕩かした花唇がくちゅっと音を立てて咲いた。そこは花というより熟した果肉のようで、色も光沢も眩暈がするほど淫猥だった。
舌を這わせて味わいたい欲求と、一刻も早く突き入れてぐちゃぐちゃに掻き回したい欲望がせめぎ合う。が、勃ち過ぎた男柱からの痛み混じりの催促には抗えず、素早く宛てがってそのままずぶずぶと沈めていった。
「ぁぁッ、ぃぃ………もっと、もっとおく…………」
春留は敷いてある浴衣に爪を立て、時折下肢をぶるっと震わせながら甘美な陵辱を受け入れた。いったん根元まで押し込んだ那津は、熱い粘膜の締め付けに酔い惑いながらも腰を抱え直し、緩やかなストロークで奥を穿ち始めた。
「んぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁぁっ」
蜜でコーティングされた母音が春留の唇を濡らし、そのまま浴衣に吸い込まれてゆく。性器から溢れる愛液も浴衣に降り注ぎ、青黒い染みを作った。
「やっ…だ……胸、胸が………ぁぁっ、ん………」
春留の喘ぎに気を引かれた那津は、動きを止めて聞き返した。
「胸……ですか？ 胸がどうしました？」
「胸……こすれて……ぴりぴりして………」
那津は思わず微笑を浮かべた。固く勃ち上がった乳首が敷いてある浴衣とこすれ合って、ぴりぴりした痛みが生じたのだろう。もちろん痛みとはいえ、それが快感を含んでいることは甘い喘ぎから分かる。
那津は挿れたまま身体を前に倒して、春留の両乳首をつまんだ。そしてそれをくにくに揉んでは先端を浴衣にこすり付けつつ、腰を揺らして奥を掻き回した。
「やだっ、いやだっ………ああ、あああっ」
本当に嫌がっていないことは、蜜壺の尋常でない蠢きで分かる。那津は狂喜しつつ執拗に乳首を嬲り続けたが、いよいよ限界を悟り腰を抱え直した。そして巧みに角度を付けて股間を打ち付け、甘美な瞬間へと続く快楽のスロープを共に昇ってゆく。
「那津っ、那津ぅっ………」
「春留っ……」
他に縋るものがないと言わんばかりにひたすら互いの名を呼び続ける二人に、目眩く解放の時が訪れたのはそれから数秒後のことだった。
情事の後の夜陰がどこか重く感じられるのは、四肢に溜まった甘い疲労のせいだろう。この気怠いひとときに含まれた快楽の余韻に浸りつつ、那津は腕の中で眠る春留を見守っていた。
「ん……那津……那津……」
胸に顔を押し付けて、柔らかな唇をぷくぷくさせながら那津の名を繰り返す。
元々、色んな表情を持っている人だとは思っていた。惚れ惚れするほど男らしい時もあれば、思わず目を細めてしまうほど綺麗な笑顔を見せる時もある。それに加えて、こんなあどけない一面も見ることができた。
「はいはい。ここにいますよ」
那津は囁くように答えて、柔らかく微かに湿った髪を撫でようとした。その時、
「なつ……あぶな…い……まえ………」
「え？」
「ちゃんと……前見ろ………」
不思議な寝言だったが、那津はすぐに分かった。
「先輩……本当に心配かけてしまったんですね……」
那津の運転がよほど不安だったのだろう。それが夢の中にまで浸潤して、春留の安らかな眠りを奪ってしまったようだ。
眉間に皺を寄せ、寝言を繰り返す。そんな春留を見ていた那津は、ふと察した。それほど酒に弱くないはずの春留が、今夜に限り簡単に酔っ払ってしまった訳を。
「あのドライブで神経を使ったせいで、疲れていたんですね。だから酔いが回るのが早かったんだ……」
那津は肩を落として項垂れ、我を通した自分の幼さを噛み締めたのだった。
翌朝―――
「お早うございます、先輩。あの、身体は大丈夫ですか？」
「ん？ おう。よく寝たからちょっときしきし言ってるけど、大丈夫だ」
すっかり酔いが醒めたのか、布団の上でうんっと伸びをするのはいつもの春留だった。どうやらゆうべの酔った挙げ句の痴態は覚えていないらしい。
那津はほっとしたような、少し淋しいような複雑な感慨に浸った。が、すぐに正座をして姿勢を正し、
「先輩、昨日はすみませんでした。俺、初心者のくせに自分が運転するって言い張って、先輩にたくさん心配かけて……」
「ど、どうしたんだよいきなり」
いきなりの謝罪に春留は面喰らった様子で、ぱちぱちと瞬きを繰り返した。那津は哀しげに目を細めて春留を見詰め、
「俺、色んな意味で焦ってたんです。同じ高校生の時は年の差を余り感じずに済んでいたけれど、先輩が大学生になったら急に立場や環境の違いが明確になってきて。簡単に言うと、俺はまだ子供なのに先輩は一人で大人になって、どんどん先に行ってしまうような、そんな風に思えて……」
春留は黙って耳を傾けていたが、やがて小さな溜め息をついて、
「それで、あんなに焦って免許取ったのか」
「はい。少しでも先輩に近づきたいと思って免許取って、無理やりドライブを敢行して、挙げ句の果てにこのザマです。心配かけて、疲れさせて……」
かくんと項垂れるその姿は、叱責を待つ子供そのものだった。春留は布団の上をするすると移動して近づき、頭頂部を正面からコツンと叩いた。
「そうやって勝手に思い込んで、勝手に落ち込むんじゃねえよ。だいたいなあ、こっそり教習所通ってこっそり免許取って、俺を驚かせようって発想自体がガキなんだよ」
「うっ……そんな追い打ちをかけなくても……」
「お前があんまり忙しい忙しいって言って俺を避けるから……つい余計なこと考えちまったじゃねえか」
「……えっ？」
今度は那津が面喰らう番。顔を上げて春留の顔を見ると、その頬は微かに赤らんでいた。
「先輩もしかして……その……俺が浮気してるとか思ってたんですか？」
「そっ、そこまでじゃねえけど、なんつーか俺に飽きたのかなあとか。一緒にいても楽しくないのかなあ、とか―――」
何の前触れもなくいきなり無言で抱き締められて、春留の呼吸は一瞬止まった。が、すぐにじたばたと抵抗する。
「おいっ、放せ！ こら、那津！」
しかし那津は抱擁の腕を緩めず、涙混じりの掠れ声で、
「すみませんでした……俺、ほんとにほんとにバカでガキです………」
春留は抵抗をやめた。そして甘く撓んだ囁きを返す。
「ああ、全くだ」
「こんな……バカなガキですけど、でもこれからも……一緒にいてくれますか？」
春留は晴れやかな声で答えた。
「一緒にいてやるよ。ずっとな」
帰り道、那津は運転役を春留に譲るつもりだった。しかし春留はじろっと睨み返し、「冗談だろ。誰かのせいでまだ腰がだるいんだよ」と言ってさっさと助手席に乗り込んだ。
こうなったら往路の汚名をそそぐしかないと奮起した那津は、細心の注意を払って安全運転はもちろん、快適で心地よいドライブを心掛けた。
そして出発して暫く経った頃―――
「先輩？ もしかして……」
助手席の春留は静かに目を閉じ、安らかな寝息を立てていたのだった。
（Fin）
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